2011年5月8日日曜日

涙をぬぐって働こう

NHKのテレビを見ていたら、
女優の宮本信子さんが、この詩を 今この時だから 取り上げたいと 話しました。 
とても素晴らしい詩の朗読に、感動しました。

朗読を聞いて、本当に、今この時、書いたものではないかと思いました。
しかし実は、この詩は、三好達治が、戦争が終わった次の年の正月に作った詩です。

敗戦の焼け野原の街で立ちすくむ人たち、心くじけた人たちに、
新しい季節への希望をよびかけた詩です。
呆然自失している人たちへ、呼びかけています。

 今この時だから こそ みんなに呼びかけたい気がします。


     涙をぬぐって働こう              
                                                                               三好達治

  みんなで希望をとりもどして涙をぬぐって働こう
  忘れがたい悲しみは忘れがたいままにしておこう
  苦しい心は苦しいままに
  けれどもその心を今日は一たび寛ごう
  みんなで元気をとりもどして涙をぬぐって働こう

  最も悪い運命の台風の眼はすぎ去った
  最も悪い熱病の時はすぎ去った
  すべての悪い時は今日はもう彼方に去った
  楽しい春の日はなお地平に遠く
  冬の日は暗い谷間をうなだれて歩みつづける
  今日はまだわれらの暦は快適の季節に遠く
  小鳥の歌は氷のかげに沈黙し
  田野も霜にうら枯れて
  空にはさびしい風の声が叫んでいる

  けれどもすでに
  すべての悪い時は今日はもう彼方に去った
  かたい小さな草花のつぼみは
  地面の底のくら闇からしずかに生まれ出ようとする
  かたくとざされた死と沈黙の氷の底から
  希望は一心に働く者の呼び声にこたえて
  それは新しい帆布をかかげて
  明日の水平線にあらわれる
 
  ああその遠くからしずかに来るものを信じよう
  みんなで一心につつましく心をあつめて信じよう
  みんなで希望をとりもどして涙をぬぐって働こう
  今年のはじめのこの苦しい日を
  今年の終りのもっと良い日に置き代えよう

.

2011年4月15日金曜日

沈黙の街 福島

震災から1ケ月が過ぎた福島に行ってきた

市内は、際立った震災の大きな爪あとは、あまり見られず
平静を装っているが、あまりにも静かだ。
まるで、「最悪のケース」 の カウントダウンしているような
沈黙の街 福島。
市民のココロは、その緊張感で張り詰めている。

地元新聞は、連日、放射能関連記事で埋め尽くされている。
たとえば福島市内の
保育所、幼稚園その他学校での放射能値の一覧には、驚いた。
その数値の高低は、その意味する事は知らないが、
首都圏在住者には、充分過ぎる沈黙の恐怖である。
NHKテレビは、震災当時首都圏でも流れていたような、
左横と上面が文字情報が、今でも流れている。
しかもその画面に、頻繁に地震速報が入る。
実際に、これでもかこれでもかと余震が続く。

1ケ月も続くこの沈黙の恐怖を、市民の気持ちを想像できるだろうか?

市内を走ると、自衛隊車両が目につく。
緊急車両やパトカーも多い。
関西方面のナンバーをみて、遠くから応援にきてくれているんだ!とうれしかった。
スーパーに入ると、野菜売り場では、わざわざ大きく「福島産」の看板があり
風評被害に負けるな!とのメッセージを感じた。

ようやく、新幹線が福島までつながった。
東京都とつながった安堵感があった。

2011年4月9日土曜日

1歩は、40~50センチ

登山家 田部井淳子さん 71歳の話

 2年前にテレビ番組の企画で、北アルプスを23日間縦走したという。
     (縦走とは:登山で尾根伝いにいくつか山頂を通って歩くこと)

『 岩だらけの山頂に立つと、
自分たちの歩いてきた山並みが見えました。
私たちの1歩は、40~50センチしかないのですが、
積み重ねることで
「あんなに遠くから歩いてきたんだ!」と
同行の男性アナウンサーは、大感激。

「他のことでもできるんじゃないかという活力をもらえた」 といい
山の持つ力を感じた。
平均寿命まで生きるならば、もっと密度を濃く生きたい
毎日の生活の積み重ね それが自分たちの歴史 』

新入社員。
特に新卒者は、3年間の努力の結果の証しである国家資格の合格証を手にして、
山頂で 「あんなに遠くから歩いてきたんだ!」と、感激しているに違いない。
     「できるんじゃないかという活力をもらえた」と思う。
その感激を自信に変えて、 新たなスタートをきって欲しい。

まずは、
学生生活の3年間という時間の体感を振り返って、(実際に困難を乗り切ったのだから)
3年後の目標を立ててはどうだろうか。
きっと出来る! 誰もが1歩は、40~50センチしかないのだ。

2011年4月7日木曜日

想定外

テレビでの 生命科学者 中村桂子さん の発言が印象に残った。

『今回の災害で、有識者は 皆、想定外 と いう表現をする
技術はある想定の下に、進めるほかは無い一方、自然界には、そもそも想定は無い。
現代文明は、機械と仲良くしすぎている。』

なるほど、今まで、有識者は何を根拠に何を想定してきたのだろうか?


私たちの現場は、命(生命)と向き合っている。
いのちは、生きようとしている。
その「力」を引き出す仕事だ。
命の摩訶不思議な 命の可能性を体感している。
むしろ想定外を期待して、想定外を信じて、想定外を祈っている。

手を当てる治療には、大きな可能性が秘められている。

2011年4月6日水曜日

暗黙知

新入社員研修は、入社式が無事終了し、研修にはいった。

社長の訓示?は、パワーポイントを使ったスライドでの説明を計画していたが
事前の動作確認を怠ったため、使えなかったミスがあったが、
配布資料の準備をしていたため、何とか切り抜ける事ができた。
申し訳ありませんでした。
資料の中に『てあて通信番外編』 昨年1月から12月までの全21ページ
(これは毎月の給料明細に同封している私から社員へのメッセージ)
を配布しているので、私のてあての理念は、充分に伝える事は出来たと思う。

話で強調したかったのは、
『皆さんにとっての 最大の福利厚生は 教育 と 訓練だ!』
ということです。

手技療法という職人の世界は、
徒弟制度による師匠と弟子による長期間にわたる閉鎖的な「伝承」であった。
しかし、これでは迫りくる国民のニーズに応える事はできない。

知 とは 「暗黙知」 と 「形式知」 とがある。
「暗黙知」とは、言葉や文章では表現する事が難しい「職人芸(カン等)」
「形式知」とは、言葉や文章では表現する事ができる「マニュアルなど」

弊社は、この「暗黙知」 ⇔ 「形式知」 が相互作用する職場環境を創造し
正のスパイラルを作りだす「場」を作ろうという意識改革が必要と考えている。
この「場」の環境の創造。これこそが、職業「人」を目指す社員の、最大の福利厚生だと思う。

出身校、経験、年齢、性別、性格、人生観など様々な施術者が織りなす現場には、
患者の立場に立って考える てあての理念の実践こそ、強力な現場「力」となる。

そして
てあては、何を目指しているのか。

みんなで幸せになろうよ」  これです。

2011年4月3日日曜日

感謝式

4月4日 月曜日 入社式を行う

先日、銀行の方との話の中で
「4日に入社式をやるんですよ」と話をしたら
「えっ、入社式をやるんですか?! すごいですね。」と驚かれた。

そんなに驚く話なのかと、こちらが驚いた。

毎年、私の話「てあての理念」の確認があって、
入社にあたってのオリエンテーション
そして、1~2週間の合同の研修会と続く、初日として「話」の認識しかなかった。

辞書にはこうある
入社式(initiation ceremony)とは、その年に入社する新入社員を一堂に集めて、経営首脳(主に社長)による訓示等を行う儀式。

そうか。儀式か。と知ると、なるほどと思う。
一種の通過儀礼。 心の切り替えに必要な 「式」 なのだ。

会社「員」 から 職業「人」 を目指そうと主張する私の訓示とは、、、。乞うご期待。

さて、
私にとってみては、感慨深いものがある。
入社式とは、私自身にとっては 感謝式 なのだ。
数多くある同業他社の中から、弊社に興味をもたれ、会社の理念に共鳴して
そして、入社を決意していただいた。 感謝の気持ちでいっぱいだ。
創業当時から、
年がら年中、年の途中で、新入社員をひとりふたりと採用してきた苦労を思うと
20名弱の新入社員を一同に集め、いっせいにスタートを切れるとは
こんなにうれしいことはない。

その感謝式でもあるし、
また、創業以来 変わらぬ理念の実践を遂行せよ!
との、私自身への戒めの式でもある。

2011年4月1日金曜日

誰のための会社にするか

誰のため会社にするか

 ライブドアのホリエモンがマスコミで騒がれていた時に
 「会社は誰のものか」という議論が大いに盛り上がりました。
 もう五年前になるんですね。
 最近のテレビで、ホリエモンの元気な姿をみました。
 北海道でロケットの開発をしているんですね。
 研究者? そのバイタリティーに驚きました。


さて、視点を変えて、
「誰のための会社にするか」 を考えてみたいと思います。

入社する皆さんは、一般的な言い方をすると会社員です。
しかし、
事務職員を除けば、皆 独立開業権を持つ国家資格取得者です。

その皆さん と 会社との 関係は、
通常の会社の雇用関係を超えた強い連帯感が必要だ!と、
考えています。
誰のための会社にするかを、議論しよう!
一生の付き合いが出来る様々な勤務形態を提案しています。
その約束を実現するために、
高い理想を持った強い会社をつくる!というのが、目下の私の責務です。

2011年3月31日木曜日

0.02%

最近ソフトバンクが、会社設立30周年を迎え、
孫 正義社長は 0.02%という数字を掲げました。
その意味は
会社設立して 30年生き残っている会社は0.02%しかないという事でした。
つまり、0.02%っていうことは、
30年で5000社の内、4999社は廃業するという事です。

それだけ、競争と時代の変化が激しいのだ。

ユニクロの柳井 正社長も 言っている
『 会社とは本来、つねに実体がなく、非常に流動的で、
  永続しない可能性の強いものなのだ 』 
『 会社とはそもそも 期限があるものと考えるべきで
  新しい事業の芽を出し続けない限り、
  賞味期限が切れたらおしまいなのだ。その本質は常に変わらない 』(一勝九敗)


1980年東京大学経済学部卒業生の30年後の消息:
(経済評論家 森永卓郎の世代)
卒業時に就職した企業・団体がそのまま存続し、
かつ現在も在籍している人は3分の1にすぎない。
就職エリートもそうなのだから、一社懸命 は そもそも奇跡に近い。


さて、一年におよぶ求人活動がようやく一息つく

上を踏まえ、新入社員の皆さんに
・安定志向という病に冒されてはならない
・会社「員」 から 職業「人」を目指そう と呼びかけたい。


2011年3月26日土曜日

働く人々を駆り立てる「もの」

今回の、災害においても、大変多くの方々の姿 が、
私たちに、全く同じ問いを投げかけている。
胸を打つ問いかけだ。

「あなたを駆り立てているものは、何なのですか」と

消防、自衛隊、警察、病院・介護関係者、原子力発電所、自治体、
そして教育関係者などなど。

私たちは、地震が起きた3月11日から、
数多くの職業人たちの、崇高な姿を目にしている。
使命感、責任感、プライド。
耳慣れた言葉で説明するのは、たやすいことだ。

しかし、それはもはや、言葉の概念を超絶している。
働く人々を駆り立てる「もの」の、本質なのだ。

2011年3月23日水曜日

ラジオと公衆電話と、、、

今回の災害で改めて有用性を再確認したものがある。

ラジオ
最近めったに聴かなかった、ラジオという「メディア」を再認識した。
目に入る映像と違って、耳から入る情報は、深く心にしみるアナウンサーの声質。
被災者を思いやる、一言一言が、映像にはない 想像力を掻き立てた。
また、避難所の子供たちにと、時間帯にそぐわないアンパンマンの歌を流したり、
希望を与える曲を流していた。 
この放送を聴いているだろう多くの人々への大きな支えになっているに違いない。
「メディア」としてラジオという衰退気味の業界にあって、ラジオ放送局の使命感を感じた。

公衆電話
携帯電話に依存している者にとって、電話が繋がらない事象は不安でならなかった。
公衆電話に長蛇の列! の報道を見て、
試しに、コンビニエンス前の公衆電話をかけようと思ったら、百円玉しかない
まあいいか、とかけたら、一発でつながった。そして百円玉が戻った。
(当時公衆電話は無料サービスだった事を後から知った)
何年か振りの公衆電話の懐かしい使用感だった。そして、とても頼もしく思った。

東京電力が推進してきたオール電化は、
2002年で1万3000戸    2010年で85万5000戸という。
これが、電力不足の一因でもあるという。
皮肉にも計画停電の一番の被害者にもなっている。

さて、
画一された高度化された医療の一角に
われわれの手技療法は、悠久の歴史の中で存在している。
その意気込みを絶やしてはならない。

2011年3月21日月曜日

がまん

海外から多くの激励が寄せられ、元気付けられている。
その中で、アメリカから
英語には 「がまん」 という言葉がないという。
「日本人には、がまん する心をもっている。だから必ず復興できる!」

英語の「がまん」という言葉は、忍耐とか耐え忍ぶとかの言葉しかないという。
日本語のそれは、もっと広く深いニュアンスがある。
被災地を思えば、首都圏の人たちは、停電や電車運休にもそのくらいの事はと、
不便な 非日常を、受容する気持ちが自然と芽生え、「がまん」していると思う。
また、その「がまん」が、
反日感情の多い韓国からのメッセージはうれしかった


追伸: 
ツイッタやフェイスブックのつぶやきを拾い集めているサイトです。

10数ヶ国語に対応しています。
http://prayforjapan.jp/message/

思わず涙ぐんだり、勇気がわいてきたりする
不思議なサイトです。

「現場」の想像力

大雪の時は、ノーマルタイヤで走らす、会社の責任として
施術者の安全を考えて、各自の判断に委ねた。(こちらの都合で)

しかし、
前回で書いたように、今回のケースは
はじめはそう考えたが、(こちらの都合で)
私たちの訪問が、「一人暮らしの高齢者の心の支えになる」
という、福島院の言葉を聞いて、ハッとした。

『やさしい心とあたたかな手』 
これが在宅医療に従事する者の使命だ!

ガソリン不足も電車運休も、停電、信号機不通、、
それらすべて各自の現場の判断に委ね、不安を抱えながら、
それぞれの熱意と創意工夫に期待し、激励した。

しかし、
期待以上の「現場」の孤軍奮闘ぶりが報告され、うれしかった。
想像を絶するガソリンを求めての長蛇の列に必死に耐える姿、
事務職員総出になって、ガソリン補給を応援した。
施術者の家族もガソリン補給の一役を担った話も聞いた。
患者宅のメチャメチャになった部屋のかたずけを手伝った感謝の言葉や
高層マンションに階段で訪問し、薄暗い部屋での驚きと感謝の言葉。

連日報道される悲惨な状況に、皆、精一杯の出来る限りの努力をした。
それは、マニュアルでは表現できない「現場」の想像力だと思う。

2011年3月12日土曜日

巨大地震!

昨日の発生した巨大地震、今までにない揺れであり、
私も恐怖を感じました。

「関東地方への地震」かと思ったら、
東北地方、しかも大津波が、相当の被害を与えているという。

まず、電話がつながらないのが、不安を増幅させた。
また首都圏では交通機関が全面的にストップし、
電車通勤者は、どうなったのか状況がわからず不安な夜を過ごした。


『福島院からの報告』

家の中はめちゃくちゃで、ブロック塀は倒壊し、
停電、断水、、
いたるところが交通止めで、渋滞が続いているという。
早朝、福島院には、本日の訪問は中止と決定した。

その後の施術者からの報告。
「今日は行けない旨の電話をしているが、つながらない。
一人暮らしの方が多いので、安否確認だけも行きたい」

そうか、私たちの訪問は、施術だけではないんだ。
詳細な状況はわからないが、、、
その心意気に、感謝!

2011年3月6日日曜日

80歳 現役!

私は、新聞の投書欄が好きです。
画一的な新聞報道から目が覚めて、様々な考え方・視点の多様性が刺激になる。
(もっとも、その投書の選考も新聞社の世論誘導もあるだろうが、、、)

こんな投書があった。
『不平等な「OB税理士」廃止』
税務署長を歴任すると、タダで税理士免許がもらえる。
これは公平な国家試験制度に照らしてもおかしいし、当然に、
同じ釜の飯を食った仲間として、当然税務調査に手心があるだろうと疑念が生まれる。
そのような、主張だったと思う。
事業仕分けの昨今、今だに、そういう慣例があったのか!と私は驚いた。

本題は 実は、その投稿者についての話です。
上の主張はこんな書き出しで始まるのです。

   80歳である。
   朝、目を覚ますと、ああ今日も生かされてもらっている。
   と感謝の念でいっぱいである。
   税理士廃業を思いながらも、
   関与先の要望 と 仕事をもっていることの心の張りで
   思いとどまっている。

素晴らしい職業人生だと思う。
①もう引退したいといっても、お客からもっと続けて欲しいというラブコール
②その仕事にプライドを持ち、プロとして研鑽を続け現役を続ける心の張り

会社「員」ではなく、職業「人」の生き方。
うらやましいと思います。

鍼灸・マッサージ師はそれを可能にする、素晴らしい職業です。



卒業 おめでとう?

鍼灸・マッサージ専門学校を卒業する皆さんへ

卒業おめでとう
そして お疲れ様でした。と心から労をねぎらいたい。

一般の方には、医療系専門学校の3年間の苦労は あまり知られていない。
まず、遅刻は厳禁であり、欠席は言語道断の厳しい学生生活。
おそらく冠婚葬祭も非礼しながらも、必死でくらいついた3年間であったと思う。
人の命にかかわる医療系だから当然といわれるかもしれないが、
社会人になってからの入学や 家庭を持った方々にはさぞや大変だっと想像する。
しかし、それを可能にしたのは 「熱い思い」が強かったからだ。

私は、そうした人たちの話を聞くたびに、
その「熱い思い」に応える会社にすることが、会社の使命と、日々努力している。

卒業する皆さんに 
99歳の現役医師 日野原重明さん の言葉をプレゼントしましょう

   私は、今年100歳を迎えます。
   これまでの人生は 助走段階で
   さあ、これから ジャンプ だという感じですよ
   卒業というと、
   日本では、「業」を終えることを意味しますが、
   米国では、コメンスメント エクササイズ(commencement exercise)
   直訳すると「実習の始まり」
   それまでは、準備して
   これから 実社会での新しい生活の中で本来の学習が始まる。
   生涯学び続けるということです。
   挑戦する限り 老いはない




2011年3月5日土曜日

幸福度調査

順位について

最近 国民総生産(GDP)が、中国に抜かれ、3位になったことが大きく報じられた。
ずーっと、アメリカに次いで、2位であった日本が、3位になっと言われても
私たちは、実感がわかないのが 本音と思いますが、
中国の脅威をクローズアップするには、国民感情を刺激するには、格好の順位だ。

注: 国民総生産(GDP)を、人口で割って1人当たりにすると17位だそうだ。
この順位は、何となくわかる気がする。

それと、子供の学力の世界比順位の低下も著しい。一年間で17位から27位になったそうだ。
見識者がいろいろ言っているが、この話題は後日書きたいと思います。

さて
幸福度調査

日本は 150ケ国中 なんと80位!
、、、しかし これは あまり話題にならない。

2011年3月4日金曜日

たまちゃん

先日、座間院の施術者から 
患者様から戴きました。
と、うれしそうにそしてちょっぴり誇らしげに、
このかわいらしい本「詩集」を手渡された。


『たまちゃん そしてみんなに ありがとう』  おおやみつこ
  「 83歳になる母は
   4年前脳梗塞で倒れた
   半年間の入院生活の後
   私と暮らしている 」
娘の大矢美津子さんが、寝たきり 認知症の実母を ご主人の理解もあって
自宅で在宅介護をしている日々の暮らしを綴った詩集です。


たまちゃんって?
  「 私は母を「お母さん」と呼んでいない
   小さい頃の愛称「たまちゃん」と呼んでいる
   ・・・親しみやすく可愛い 」
そう、たまちゃんとはお母さんの愛称だったのです。
たまちゃん(母親)と 在宅介護にかかわるみんなと よっちゃん(ご主人)への
感謝の気持ちを伝えたいとの思いで自費出版された。とのことです。
私たちにとっても、この上ない最高のプレゼントです。
ありがとうございました。


この詩集は、同じ体験
在宅介護を現在なさっている方、また経験した方なら
そうそう そうだよね。、、と共感するところがたくさんあると思います。
私たちもとても勉強になりました。
今春の新人研修の教材に是非使おうと思っています。


たまちゃん(母) みっちゃん(娘・作者) よっちゃん(娘のご主人)
の愛称の可愛さから 家族の深い愛情もわかるし
何より みっちゃんの明るさと元気とユーモアのセンスが素晴らしい。


みっちゃんの元気な姿・明るさが 逆に心を揺り動かし、
涙線の弱い私は、必死にこらえながら ページを繰った。


、、しかし、次の言葉で ついに涙線のダムが決壊した!


    たまちゃんと一緒にいられて
    よかった!
    たまちゃんの娘で
    よかった! 



2011年2月27日日曜日

就活 始動開始!

この土日は 穏やかな 試験日和 でした。

皆様の合格を祈念しております。


さて
弊社は、試験後 本格的な面接を開始しております!
ご連絡をお待ちしております。




2011年2月22日火曜日

国試、直前!

間もなく、国試が行われます。

国試終了。それは弊社にとって、
特に 私にとっては一番忙しく、そして一番悩む時期が参ります。
また新たな出会いにワクワクドキドキの季節でもあります。

昨年から、多くの学生さんとお会いしてきました。
そして、職場見学も実施してきました。

しかし、内定通知書の送付は、国試が終わってからとしてきました。

ですから、
国試終了後、改めて弊社に連絡を下さい。
もう一度お会いしましょう。

また、
まだ、弊社にコンタクトを取っていない方は、至急ご連絡ください!
または、履歴書を弊社まで郵送してください。

よろしくお願いします。



2011年1月31日月曜日

冬の在宅マッサージ

 私たちの活動エリアは、関東が多いので
この冬は、ずーっと快晴に恵まれている。
心配だった福島院もスタットレスタイヤで、
悪戦苦闘しながらも、まだ訪問には支障は出ていないようだ。

悪天候への状況判断は、指揮官として
施術者の安全と患者様への対応に天気予報は常に気になるところだ。

日本海側での記録的な大雪は、ひとごとではない。

ニュース番組で豪雪地帯の地域医療を見た。

吹雪の中を、医師と数名の看護師達が、数メートルに降り積もる雪道を
まるで雪だるまになって、徒歩で公民館に到着する。
公民館が、簡易診療所となって周辺の住民の診療にあたる。
それが終わると、今度は公民館に来れない患者への在宅訪問だ。
「また、来ますからね」と、医師は患者の手を握る。
患者は「ありがとう」涙ぐむ。
医師は、「病への治療」以上の大きな希望を与えている。

驚いたことに、その医師は、その患者よりも高齢の医師なのだ。

医師は言った。 「ありがとう が 力になっている」


明日の天気予報も、関東の快晴を、そして日本海側の大雪を伝えた。




2011年1月10日月曜日

20年間   成人式に

この20年間は、バブル崩壊からの20年で
正に、社会の枠組みが大きく様変わりした20年だった。

この転換期に生まれ育った新成人は、
成長が当たり前の、自信に満ちた日本経済の姿は体験していない。

しかし、「ゆとり」重視と、「個」を大事にする志向は、膨らんでいると思う。
国際化が当たり前の、自由な発想と行動に期待したい。


さて、
20年前と現在と様々な統計数字の比較が、新聞にあったので
私自身が、興味を持ったのものをあげてみましょう。

携帯電話の普及率
20年前 1%        現在 90%

国際競争力
20年前 1位        現在 27位

1人当たりのGDP
20年前 4位        現在 16位

民間平均給与(年間)
20年前 446万円     現在 405万円

65歳以上の独居世帯
20年前 181万世帯    現在 463万世帯 3倍↑



2011年1月5日水曜日

今日より素敵な明日を築くために

今日より素敵な明日を築くために、楽しく働きます。

これが、弊社の働くポリシーです。

 楽しさの10ヶ条 
  ・したいことをする楽しさ
  ・全力を出す楽しさ
  ・できなかったことができるようになる楽しさ
  ・知らなかったことをする楽しさ
  ・共感する楽しさ
  ・考え出し工夫する楽しさ
  ・良いことをする楽しさ
  ・存在を認められる楽しさ
  ・より良いものに出会う楽しさ
  ・好きな人と一緒の楽しさ



働くこと(work)は、そもそも楽しいものだ。
   ※働くこと(labor)とは違う。


楽しくなければ仕事じゃない!

楽しく働くこと(work)に出会えたなら、一生の幸運をつかんだと同じ。
楽しくなければ、なにかどこかに問題が潜んでいるはず。
または、
あなたは、間違った場所にいる。
楽しく仕事をする環境作り。これこそがてあての理念。



今年も
今日より素敵な明日を築くために、
患者第一、利益第二で 頑張りましょう。